小泉吉宏さんの本を読みました。
Twitterでたまたま見た言葉。
「人づきあいが疲れるって?自分を演じていない?」
【絵本作家の名言】~小泉吉宏編~人づきあいが疲れるって?自分を演じていない?
— 140文字で分かる【絵本の豆知識】 (@ehon_bot) 2016年8月15日
苦手な人と会うときは気疲れする私。そういう時は確かに自分を演じているかもしれないと思った。その言葉を言った人がどんな作品を書くのか気になったのでちょっと読んでみることにした。
見つけたのは「一秒の言葉」「まろ、ん?」という2冊の本。
「一秒の言葉」はCMに使われた詩を一冊の本にしたもの。言葉ひとつひとつに作者が撮影した写真があったり、その言葉のエピソードがあったり。心に残ったのは最後の言葉。
『さようなら』
この1秒ほどの短い言葉が、一生の別れになるときがある。
普段意識はしていないけど、きっと別れは突然やって来るのだろう。一期一会だと言うことを忘れずに過ごそうと思わされた。短い本だけど色々考えさせられた本。
- 作者: 小泉吉宏
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そしてもう一冊の「まろ、ん?」。こちらは先ほどの本とは違った赴きの本で、源氏物語を大まかにまとめた漫画。源氏物語に興味があったわけでは無いので、序盤はその世界に入りにくくて、何度も読み返してしまった。一通り人物を覚えてくると読みやすくなり、漫画ということもあって、楽しく読めた。だけど、ひとつひとつの話が「大まか」なので、なんだか物足りなかった(そういう本なのだけど)。
そうしたら、あとがきにこう書いていた。
この本を読んだ方々が、『源氏物語』をまず現代語訳からでも読みたくなってくださったら幸いです。
すっかり作者の思惑通りになってしまっていた。
源氏物語の全体像をつかむには最適な本だと思う。
- 作者: 小泉吉宏
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2002/01
- メディア: 単行本
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2冊を読んでみて、多才な方だと感じた。全く違ったジャンルの本だったので。
絵本も描いているそうなので、そちらも読んでみようと思った。