読了『美しい日本語が、心の強い子を育てる』
昔からなんとなく日本語が好き。ひらがな、カタカナ、漢字を使い分けて、色々な表現ができるから。
だから、この本を見つけた時はすごく興味が湧いた。
この本は東京いずみ幼稚園の園長をされている方が書いた本。
こちらの幼稚園の事は知らなかったけど、読んでみてすごく子どもの可能性を引き出す保育を実践していることが伝わってきて、近所にあればいいのに、と思った。
中でも驚いたのは、漢字について。
ひらがなの絵本も漢字に直して(絵本に紙を貼るなどして、漢字に書き直す)読み聞かせしていたこと。
子どもは漢字を図として捉えるから、ひらがなばかりより、その言葉の意味を覚えやすいと。
私が日本語が好きというのも、こういう部分。
同じ音でも漢字、ひらがな、カタカナで意味が違っていたり、印象が違ったりするところ。
そんな風に色々な表現があるところが好き。
だけど、子どもには漢字を教えようとは思ったことはなかった。
まだ幼児だし…と思っていたのが大きい。
振り返ってみると、この本に書いてあるように息子は移動中の景色の中で、あの看板の漢字、何て読むの?とよく聞いている。
私は運転中なのもあり、適当に返していたけど、せっかく湧いてきた好奇心を無下にしてしまっていたのか…。もったいないことをした…。
この本を読んでみて、きれいな日本語の大切さを学べたと思う。
全てを取り入れるのは難しいけど、できるところから始めてみる。
- 作者: 小泉敏男
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2015/10/13
- メディア: 単行本
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